
明るく気さくなご新郎様と、おだやかで優しいご新婦様は、同じ大学のご出身。
「大好きな人達を呼ぶからこそ、大好きな人達同士をつなげることが夢」と
おっしゃるお二人のご要望は、お付き合いのきっかけを作ってくれた大学のご友人をはじめ、
お互いのご友人同士が親しくなれて、心から来てよかったと思うパーティにすること。
加えてご新婦様は、地元香川からいらっしゃるご友人やご親族様、ご両親に
普段言えない「ありがとう」を直接伝えたいとおっしゃいました。
まず、席次表は、見て楽しく、会話のきっかけづくりにも役立つようにと、
お二人の学生時代や、職場でのご様子がわかるお写真とメッセージ入りにすることをご提案。
また、このお二人のご友人ならばきっと盛り上げてくださると考え、
当日予告なしにゲストにスピーチをしていただく「突撃インタビュー」をご提案したところ、
お二人はいちもにもなく賛成してくださいました。
他にも、ウエディングケーキにご招待したゲスト全員のお名前を入れることや
ご親族様にもサプライズプレゼントをご用意するなど、
ゲストに「ありがとう」の想いを伝える演出プランを進めていきました。
お式当日。会場に入られたゲストの皆様は、名前が書かれたウエディングケーキに歓声をあげ、
ご自分の名前を探し当てると、うれしそうにお写真を撮り始めました。
お式は順調に進み、お色直しでお二人が中座する際に、ご新婦様はおばあ様の、
ご新郎様はおばあ様と叔父様のいらっしゃるテーブルへ到着する絶妙のタイミングで、
サービススタッフより花束が届けられました。お二人がそれぞれ「ありがとう」のお気持ちを伝えながら
花束をお渡しすると、思わぬサプライズにご親族様が感激されているご様子を拝見することができました。
一方、お二人のご友人への「突撃インタビュー」では、6名の方が司会者の突っ込みに答える形で
お二人の楽しいエピソードを披露してくださり、あちこちで笑いが起こりました。
そして、くじ引きで参加者を選ぶブーケプルズに続いて、ご新郎様とそのゲストによる
アフロヘアのかつらを使った演出では、会場が爆笑の渦に包まれました。
後日、お二人からは、「本当に楽しいお式だったと大勢の人が喜んでいた」というお言葉をいただき、
本当にうれしかったです。今回、76名様分の名前入りのウエディングケーキをつくってくれた
パティシエをはじめ、15分という短い時間での「突撃インタビュー」を仕切ってくれた司会者、
進行に的確な指示をしてくれたキャプテンなど、お二人の想いを共有し、信頼してまかせられる
スタッフがいてくれたからこそ、一体感のあるお式が実現できたのだと心から感謝しています。



パティシエ
ウエディングプランナーの谷から「ウエディングケーキに、おふたりの名前だけではなくゲスト全員のお名前も書きたい」と相談を受けた時は、正直驚きました。しかし、「ゲストの事を一番に想っているおふたりなんです!!」と力強く話をしてくれている谷の姿を見て、ゲストの方々が、おふたりの名前だけでなく、ゲスト全員のニックネームと「THANK YOU」と書かれたウエディングケーキをご覧になられた時、幸せな気持ちになっていただけそうだな、と感じました。「私もそのお手伝いをしたい、そのご要望を叶えてあげたい!」と思いました。おふたりにとって大切なゲストのお名前を、おふたりに代わって一人一人丁寧に書きあげました。当日ケーキを写真におさめてくださっている嬉しそうなゲストの方々の姿を見て、私自身もとても嬉しかったです。